ロシア人ピアニスト、ドミトリ・アレクセーエフは、世界で最も高く評価されているアーティストの1人である。世界の一流コンサートステージで絶賛を受けたリサイタルや名高いオーケストラとの協奏曲演奏により、彼は「今日の最も注目すべきピアニスト」（デイリー・テレグラフ）の1人としての地位を確保した。 彼は、世界中の名高いコンサートホールすべてで演奏し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン5大オーケストラ、パリ管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団などの一流オーケストラすべてと共演してきた。彼はまた、アシュケナージ、ブーレーズ、ドラティ、ゲルギエフ、ジュリーニ、ヤンソンス、ムーティ、パッパーノ、ロジェストヴェンスキー、サロネン、スヴェトラーノフ、テミルカーノフ、ティルソン・トーマス、クラウス・テンシュテットなどの指揮者とも共演している。 アレクセーエフは、リーズ、ショパン（ワルシャワ）、ヴァン・クライバーン、サンタンデール、ベートーヴェン（ウィーン）、チャイコフスキー（モスクワ）などの、世界で最も名高い国際ピアノコンクールの数々で審査員を務めた。 アレクセーエフは、EMI、BMG、ヴァージン・クラシックス、ハイペリオン及びロシアのレーベルに、多くの優れた録音を行った。彼がヴァージン・クラシックスに行ったラフマニノフの『前奏曲集』の録音は、オランダでエジソン賞を受賞し、BBCミュージック・マガジンは彼を、「貴族的であり、壮大であり、誠に詩的であるピアニスト。これは感動のCDである。」と評した。 2019年にアレクセーエフは、スクリャービンのソロピアノ全作品の録音プロジェクトを完了しており、それは近い将来リリースされる予定である。彼のショパンの『マズルカ全集』の録音は、2014年にリリースされた。グラモフォン誌はその録音について、「過去三四半世紀に出たショパンのマズルカの最高の録音の1つ、ルービンシュタインやヤコフ・フリエールの録音と並ぶ最高の録音の1つである」と言及した。 アレクセーエフのショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー、ガーシュウィン作品の2台ピアノ編曲、及びブラームスの『ヴィオラとピアノのためのバラード』の編曲は、モスクワの「Muzyka」によって最近出版された。