スヴェトラーナ・マカロヴァは、1981年にモスクワに生まれた。彼女は5歳の時に、著名なロシアの芸術家リュドミラ・エゴロワのクラスでヴァイオリンを弾き始めた。10歳で、モスクワの若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで優勝した。 その後、彼女は数々の国内および国際コンクールで、さらに多くの一目を置かれる賞を受賞した。2005年に、マカロヴァはチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院を卒業し、2008年に、M・グレザロヴァ教授の下での大学院研究を終えた。 現在、彼女はソロ奏者及び様々な室内楽アンサンブルのメンバーとして演奏している。2008年から2011年まで、彼女はソフィア王妃芸術宮殿のオーケストラ（スペイン）の第2ヴァイオリンを務めた。そこでの首席指揮者は、L・マゼール及びZ・メータだった。 さらに彼女は、チャイコフスキー、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、シェーンベルクなどのレパートリーを反映したソロ及び室内楽作品を録音している。 2003年以来、マカロヴァはヴェルビエ祝祭管弦楽団のメンバーであり、2006年以来、ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団のメンバーである。ここで、彼女は多くの一流音楽家たちとコラボレーションをした。その中には、J・レヴィン、V・ゲルギエフ、M・T・トーマス、Y・バシュメット、D・シトコヴェツキー、M・ヴェンゲーロフ、Y・テミルカーノフが含まれる。彼女は、ヴェルビエ音楽祭（スイス）、宮崎国際音楽祭（日本）、ミュージカル・スプリング（モルドヴァ）、ミュージック・フェスティバル・イン・LA（米国）、エイラート室内音楽祭（イスラエル）、「パガニーニアーナ」音楽祭（イタリア）など数々の音楽祭に参加している。 2005年から2008年まで、マカロヴァはモスクワの有名なグネーシン音楽大学で教鞭をとっていた。その後、彼女はパヴェル・ヴェルニコフに招待され、イタリア、イスラエル、そしてオーストリアで開催された数々のマスタークラスで彼とコラボレーションをした。2010年より、彼女はイタリアのフィエーゾレ音楽学校で教鞭をとった。2013年まで、彼女はスイスのローザンヌ高等音楽院シオン校で、パヴェル・ヴェルニコフのアシスタントを務め、ヨーロッパやアジアで数多くのマスタークラスを行った。 2014年以来、彼女はスイスのローザンヌ高等音楽院でヴァイオリンの教授を務めている。彼女は、1738年ニコラ・ガリアーノ製作のヴァイオリンで演奏している。